風呂敷で小さいものを包む【使い方を画像18枚で解説】

風呂敷にはサイズがあります。
まずは以下に、風呂敷のサイズ表をまとめました。
大きさの名称 | 大きさ | TPO |
---|---|---|
中幅 | 約45センチ四方 | 金封包み・お弁当包み・ティッシュ箱包みなど |
二幅 | 約68センチ四方 | 慶弔様々に・菓子折りなど |
二四幅 | 約90センチ四方 | エコバック包み・のれん・テーブルクロスなど |
三幅 | 約105センチ四方 | 着物・洋服,ストールなど |
四幅 | 約128センチ四方 | 座布団4客・ソファーカバー・こたつ掛けなど |
六幅(一反風呂敷) | 約205センチ四方 | 布団一組・シングルベットの上掛け・壁飾りなど |
見ていただけるとわかるように、風呂敷には実に様々なサイズがあるのです。
その中でも『風呂敷で小さなものを包む』をテーマに、この記事では話を進めていきます。
具体的に…
サイズ表でいうところの『中幅(約45センチ四方)』の風呂敷です。
このサイズの風呂敷の使い方を画像を交えて紹介していきます。

☆この記事を書いた人☆
和装プロデューサー、山本丈之。
古都京都に生まれ、幼少期より日本古美術文化に触れ、その美的感性を磨く。
家業の悉皆業を通じ、伝統と革新の融合した和装ブランドの確立に興味を抱く。
2004年、本格的にプロデューサーとしてのキャリアを構築し始める。
2010年、「作品を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきたい」という想いを込め、古典柄から現代の斬新なテイストを幅広く取りそろえる和装デザイナーズブランド「想創蒼」のプロデュースを開始。
コチラの風呂敷活用方法が分かります
- 風呂敷を使った金封の包み方
- 風呂敷を使ったティッシュボックスの包み方
- 風呂敷を使ったお弁当箱の包み方
- より小さなお弁当箱の包み方
- 風呂敷を使った本の包み方〜ギフトに最適〜
どの包み方もオーソドックスなもので、覚えると風呂敷の活用頻度が高くなります。
読み進めて確認してみて下さい。
風呂敷で小さいものを包む【画像を交えて解説】

それでは、小さい風呂敷の使い方を画像で解説していきます。
風呂敷で金封を包む
ご祝儀などの金封はそのままの状態で持っていくのは気が引けます。
ふくさを使うことが一般的ですが、風呂敷を使うこともできます。
まずはそんな時の風呂敷の使い方を解説します。

ふくさの中心に金封を置きます。

金封に合わせて、上下の角を折り込みます。

左の角を折り込み、そして右の角を折り込んで完成になります。

平包みという、フォーマル感の強い風呂敷の使い方です。
簡単で使用頻度の高い使い方です。
風呂敷でティッシュボックスを包む
続いては風呂敷でティッシュボックスを包むやり方です。
お部屋の彩りを変えることのできる、おしゃれな風呂敷の活用方法になります。

ますは、ティッシュボックスを風呂敷の真ん中に置きます。

ティッシュボックスの下のラインに合わせて風呂敷をおり、向かい合う角同士を真結びします。

一方を結んだら、反対側も同じように真結びしていきます。

これで完成です。
様々なデザインの風呂敷を使うことで、優れたインテリアになります。
風呂敷でお弁当箱を包む
続いては、お弁当箱を包む小さな風呂敷の活用方法です。

風呂敷の中心にお弁当箱を置きます。

左右の角を真結びします。
そして上下の角も真結びをして完成です。

四つ結びという結び方で、中身が安定します。
より小さなお弁当箱の包み方
子供のお弁当箱などは、より小さいものです。
そんな時のやり方も解説します。

風呂敷を折り込んで余った角を折りたたみます。
上下同じように折りたたみます。

そして左右の角を中心で真結びして完成です。
子供が喜ぶような、大きな結び目にしましょう。
風呂敷で本を包む(ギフト用)
続いては風呂敷で本を包むやり方です。
やや長方形のものを、ギフトとして包むやり方としても適しています。

風呂敷の中心より、やや右下側に本を置きます。

本のラインに沿って、風呂敷の下の角を折り上げます。
そうして右の角を、同じく本のラインに沿って折ります。

この状態から『本自体』を上側へ反転させます。

そして残った角同士を真結びします。

これで完成です。
コツがいりますが、何回すればできるようになるでしょう。
最後に
ということで風呂敷で小さいものを包むやり方を解説してきました。
『中幅(約45センチ四方)』の風呂敷は、100均でも販売されています。
そのことも合わせて活用頻度が高いとも言えるのです。
ぜひ、使い方をマスターし風呂敷の魅力に触れてみて下さい。
↓風呂敷の素材について知りたい方はコチラをチェック↓
今後とも、このような発信を続けていくのでよろしくお願いいたします。
和装プロデューサー
デザイナーズブランド『想創蒼』代表 山本丈之