和装に花を添えて【3つのポイント】
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和装プロデューサー、山本丈之。
幼少期より家業の悉皆業を通じ、日本古美術文化に触れ、その美的感覚を磨く。
2004年より本格的にプロデューサーとしてのキャリアを構築し始め、2010年に『株式会社一声』を設立、和装デザイナーズブランド『想創蒼』のプロデュースを開始する。
国内外に『和装の魅力』『和装の技術』を発信すべく、積極的なアプローチで意欲的に展開中。
和装には花が似合います。
これは和装自体に『花柄』が多いということもありますが、リアルな花と和装もピタリと合います。
やはり『和装』と『花』との相性度は高いと言えるのです。
今回はそんな『和装と花』を以下の3点でお話ししていきます。
和装の場面演出の参考にしてください。
- 和装の場面には花を添えて
- 和装と花柄について
- 花柄を使ったコーディネートのポイント
和装に花を添えて【特別な日に自分らしい花を取り入れて】
和装をする時というのは、その人にとって『特別な日』です。
その『時別な日』を花で演出することは、定番でもあります。
なので日本人の感覚的にも、和装と花との相性は非常にいいと考えています。
そして和装の様々なアイテムに『花柄』が使われることは、ご承知のとおりだと思います。
花柄は和装をデザインする職人たちの意欲をも刺激します。
花をどれだけ和装の中に溶け込ませるのかは、職人達の技術の結晶なのです。
特に女性が楽しむ和装の中にはどこかに『花の要素』が入っているものです。
皆さん、自分らしいコーディネートの中に花を取り入れます。
そうやって選んだ和装は、着る人に自信がつき、そのことで和装姿のレベルは上がるのです。
和装に使う花柄
和装の花柄には実に様々なものがあります。
写実的に描かれる花もありますし、文様化されたそれもあります。
その全てが見る人の目を奪うのです。
四季折々の花
主にフォーマルに使う和装には『四季折々』の花をあしらっているものがたくさんあります。
式事はどの季節にあるか予測がつかないので、そういう柄の配置にしたりします。
そういう用途的な意味もありますが、四季折々の花を和装に描くことによって、やはり豪華さが表現できるのです。
さらに四季が美しい日本では、それ自体が『おもてなしの心』を表現しているのです。
その中で、花柄の王様といえばやはり『桜』です。
桜は日本の国の花でもあり、すべての人に親しまれています。
そしてその美しさは、柄となっても変わりがありません。
日本人のアイデンティティーを発揮するのにベストな柄とも言えるのです。
増える洋花
和装の中では『洋花』も広く愛されています。
私の作品の中にもその要素をふんだんに使っています。
特に代表的なものは『薔薇』ですね。
洋花の代表と言っても過言ではありません。
和装を着用する場面は、洋風な場面も多くあります。
普段で着るのなら特にその要素は高くなります。
そういったシーンに、薔薇をはじめとした洋花は好まれるのです。
花柄のコーディネート
花柄コーディネートのポイントをお話しさせていただきたいと思います。
皆様の和装ライフの参考にしてみてください。
花柄は一歩控えて
花柄は印象深いイメージになります。
なので、花柄を多用しすぎると、豪華すぎるようになるのです。
ハレの舞台では、そんなコーディネートも素敵であると思いますが、普段で使うには注意が必要になります。
なので、和装で花柄のコーディネートをする時は『無地場』をいかに上手く使うかが重要となります。
例えば、花柄の着物に無地の帯、その逆でも素敵ですよね。
この『無地場』という『間』の取り方が、コーディネートのセンスの良さにつながるのです。
センスのいいコーディネートスタイルは、見る人を魅了します。
そうして自信を持って和装を楽しんでもらいたいものなのです。
花をプレゼント
和装をしている人には、積極的に『花』をプレゼントしてみてください。
冒頭にもいったとおり、和装にはリアルな花もよく似合います。
そんな素敵な演出で、和装を盛り立てて欲しいと思っています。
和装プロデューサー
デザイナーズブランド『想創蒼』代表 山本丈之
イベント情報
2020年10月は島根県と九州にてオリジナルブランド『想創蒼』の展示会を開催中!10月16日~20日は福岡県福岡市にお世話になります! このイベントは終了しました。
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