和装で人生を演出する【3つのポイント】

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和装プロデューサー、山本丈之。
古都京都に生まれ、幼少期より日本古美術文化に触れ、その美的感性を磨く。
家業の悉皆業を通じ、伝統と革新の融合した和装ブランドの確立に興味を抱く。
2004年、本格的にプロデューサーとしてのキャリアを構築し始める。
2010年、「作品を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきたい」という想いを込め、古典柄から現代の斬新なテイストを幅広く取りそろえる和装デザイナーズブランド「想創蒼」のプロデュースを開始。

和装はその人の節目を彩り豊かに演出するものです。
やはり日本人には『和』の心が息づいています。

その心が大事な瞬間を演出する最大の要素となっているのでしょう。

そんな人生を演出する和装の魅力と、最近のトレンドを見ていきましょう。

  • 人生最大の節目『結婚披露宴』を和装で演出する
  • 成人式という節目を和装で演出する
  • 日常の風景に和装の演出を加えることで人生を彩り豊かにする

和装で人生を演出する【結婚披露宴での和の演出】

和装で人生を演出する【結婚披露宴での和の演出】

和装の披露宴がかつてないほどの流行を見せています。

まずもって『かつてないほど』というのは、言葉が違います。
人生の最大の節目である婚礼を和装で演出するのは、かつては当たり前でした。
その流れが『新しい波となって戻ってきている』というのが正しい表現でしょう。

結婚披露宴での和の演出

披露宴での和の演出は、非常に多岐に渡ります。
そもそも日本にある『お祝いの演出』は歴史が長い分、たくさんあるのは当然です。
結婚披露宴という場面では非常によく合う演出ばかりですし、日本の伝統に触れるというゲストにも喜ばれる演出ばかりです。

例えば、『鏡開き』があります。
日本酒の入った酒樽を『鏡』に見立て、『鏡を割って運を呼ぶ』という意味があります。
非常に盛り上がる演出になります。

『紅差しの儀』という演出もあります。
花嫁衣装に身を包んだ花嫁に、母親が最後の支度として唇に紅を差します。
母娘の絆を感じさせる素敵な演出となることでしょう。

大掛かりな演出となれば、新郎新婦の入場に『人力車』を使うなんていうこともできます。
これも大盛り上がりになることは間違いなく、記憶と記録に残る演出となります。

『餅まき』という演出もあります。
これも日本の伝統的なお祝いの演出です。
ブーケトスの代わりにこういった演出を入れるのも、面白いでしょう。

こういったわの演出は他にもたくさんあります。
二人とその家族にとっては、かけがえのない節目の瞬間を伝統衣装と合わせて演出することは、全ての人に幸せを届けることのできる最良の演出であるといえます。

補足

こういった『和の演出』を細かく紹介しているWEBページを見つけましたので、リンクをつけておきます。
参考にしてみて下さい。
【総集編】白無垢・色打ち掛けでやりたい!盛り上がる和の披露宴演出16選

成人式での和の演出【振袖をいかに美しく見せるか】

成人式での和の演出【振袖をいかに美しく見せるか】

成人式も人生の大きな節目となります。
この成人式を『振袖』をもってお祝いするのは、もはや日本の定番となっています。
さらに男性が羽織袴で成人式に参加する姿も、多く見られるようになってきました。

成人式での和装は撮られ方を意識して

私から成人式での和装の演出として提案したいことは、『写真の撮られ方』です。
やはり節目に『写真撮影』は不可欠です。
スマートフォンの出現で、写真そのものの質は昔と違い格段にアップしています。
がしかし、『写真の撮られ方』はまだまだと言わざるを得ないのです。

ここでは何点か振袖での写真の撮られ方を、お話ししていきます。

振袖姿での写真の撮られ方【ショール】

まずは、振袖の代名詞とも言えるショールです。

振袖の写真では、このショールが歪んでいることがよくあります。
ボリュームがあり印象的だからこそ、そう言った歪みは逆に目立ってしまうのです。
なので、しっかり整っているか確認して写真を撮ってみて下さい。

ショールは振袖の衿元を隠してしまうという点もあります。
和装は衿元の美しさが重要でポイントです。
写真をたくさん撮るときは、ショールをとった姿も残しておくようにしましょう
その時、ショールは小脇に抱えるように持っておくといいでしょう。

振袖姿での写真の撮られ方【袖を主張する】

振袖の最大の特徴は、その長い袖にあります。
袖の長さは『若さの象徴』です。
それは思いっきりアピールしたいところですが、成人式での写真を見ていると袖がよく見えない写真がたくさんあるのです。

この写真のように、袖口を手で掴んで袖を見えるようにしましょう
和装は『左手の側』が柄が多いという構成になっています。
両サイドを見えるようにしてもいいんですが、変化をつけて左サイドの袖だけを見せるというパターンも持っておいたらいいと思います。

振袖の袖は想像している以上に長いものです。
腕を下ろしてしまうと、地面に袖がついてしまうことが多々あります。
そう言った状態は回避して欲しいですし、写真を撮る時も注意して下さい。

記念日を和装で演出する【和装を日常に取り入れる】

記念日を和装で演出する【和装を日常に取り入れる】

最後に提案したいのは『記念日』を和装で演出するということです。

節目の和装はある意味定番化してきてますが、もっと日常でも和装を取り入れて欲しいというのが私の願いでもあります。
そしてそのきっかけとして『記念日』を大事にしてもらいたいのです。

記念日を和装で演出する

私のお客様の中に『結婚記念日は必ず和装で出かける』というご夫婦がいます。
一年に一回訪れる二人の節目を、いつもとは違う装いで演出しているのです。
非常に素敵な話なのです。

こういったように、和装には『いつもと違う感じ』を演出する力がふんだんにあります
『いつもと違う装いで、いつもとは違う場面を用意して、いつもとは違う雰囲気を味わう』、それには和装が適任だと考えているのです。

『記念日』は考えてみたら多くあるものです。
そういったときに和装を選ぶと、思い出と絆というかけがえのないものを得ることができるのです。

もっと日常に和装を取り入れて

和装を提案、プロデュースしている私にとって、日常に和装を進出させることが悲願です。

和装をする機会はたくさんありますし、それに適した和装スタイルもたくさんあります。
あとは行動を促す地道な活動だけなのです。

私はそれに全力を持って取り組んでいきます。

和装プロデューサー
オリジナルブランド『想創蒼』代表 山本丈之

和装ブランド『想創蒼』展示会情報

●『想創蒼』代表 山本丈之

2021年1月は広島で展示会を開催
1月8日~12日・広島県廿日市市にて
1月15日~19日・広島県広島市緑井にて
1月22日~26日・広島県広島市にて
 こちらの展示会は終了しました

●『想創蒼』アーティスト 山下純一

2021年1月は兵庫と京都で展示会を開催
1月22日~25日・兵庫県丹波市にて
1月29日~31日・京都府舞鶴市にて
 これらの展示会は終了しました

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※詳しい会場情報が知りたい方はコメントにて受け付けております。

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