【必要最低限】風呂敷での『結婚祝い』の包み方
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風呂敷での結婚祝いの包み方
- 風呂敷での結婚祝いの包み方を知りたい
- 風呂敷と袱紗(ふくさ)、どっちを使うの?
- 結婚祝いに使う風呂敷の色と柄ってなにを選べばいいの?
『結婚』をお祝いする場面があります。
そんな時に『お祝い』を渡すのですが、今回は『お祝いの風呂敷での包み方』をお話しします。
☆この記事を書いた人☆
和装プロデューサー、山本丈之。
古都京都に生まれ、幼少期より日本古美術文化に触れ、その美的感性を磨く。
家業の悉皆業を通じ、伝統と革新の融合した和装ブランドの確立に興味を抱く。
2004年、本格的にプロデューサーとしてのキャリアを構築し始める。
2010年、「作品を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきたい」という想いを込め、古典柄から現代の斬新なテイストを幅広く取りそろえる和装デザイナーズブランド「想創蒼」のプロデュースを開始。
この記事の内容は、以下の通りです。
- 結婚祝いの風呂敷での包み方の実演【写真10枚を使って】
- 『風呂敷』にするか『ふくさ』にするか?
- お祝いに使う風呂敷の色柄
婚礼は格式を重視しますが、最近は堅苦しいのも好まれなくなっています。
この記事では、必要最低限の『ここだけは押さえてほしい』風呂敷の活用方法になります。
風呂敷での『結婚祝い』の包み方【写真10枚で実演】
2つの包み方を実演します。
すなわち『ご祝儀』を渡す場合と、『お祝いの品』で渡す場合の2パターンです。
両者とも『平包み』という、フォーマル感の強い包み方を解説します。
結婚のご祝儀を風呂敷で包む
ご祝儀の場合はサイズが重要で、『中幅』と呼ばれる約45センチ四方の風呂敷を使います。
市販されている風呂敷の中で、一番小さなものです。
これ以上のサイズだと風呂敷を持て余し、美しいとは言えません。
では、実演になります。
まずはご祝儀袋を中心に置きます。
左の角でご祝儀袋を包みこみます。
上を角をラインに沿わせて折ります。
同じく下の角も折ります。
余った右の角で包み込みます。
これで完成です。
結婚のお祝いの品を風呂敷で包む
お祝いの品を風呂敷で包む時の風呂敷のサイズは、『お祝いの品』によって変わります。
これも大きさが違うと、不恰好になるので注意して下さい。
今回は『二幅』と呼ばれる、約68センチ四方の風呂敷を使用します。
風呂敷の中心部分に品物を置きます。
まずは、下の角を上に折り上げます。
続いて左の角を折ります。
そして右の角を折ります。
そして上の角で包みこんだら完成です。
『風呂敷』にするか『ふくさ』にするか?
ご祝儀(金封)の場合は、ふくさを使うことが多く、そう考えられています。
ふくさは『大切なご祝儀に汚れや折り目がつかないように』という心遣いから始まりました。
対する風呂敷も、汚れや埃などから守るものとして使われてきました。
なので、ふくさの役割も担っているのです。
以上から、結婚式のお祝いを包むものとしては、風呂敷・ふくさ、どちらでも使用できるということになります。
お祝いに使う風呂敷の『色と柄』
お祝いに使う風呂敷の色柄については、多くの人が悩んでいます。
その悩みについて、ここでは一定の指針を示します。
紫は慶弔両用使える
風呂敷にしてもふくさにしても、紫という色は便利です。
いわゆる『慶弔使える』というもので、お祝い事、お悔やみ事の両方に使える色なのです。
お祝いの場合は
ただ、紫一色の風呂敷は少し地味です。
せっかくのお祝い事なので、華やかなものを使いたいと思われる方は少なくありません。
場面の雰囲気とお祝いをする人をイメージして、自由に風呂敷を選んでみて下さい。
お祝いには『思い』を入れると、意味が変わります。
相手の喜ぶ姿を想像することが大切で、そういった風呂敷選びをしてみて下さい。
最後に
まとめ
- お祝いでの風呂敷の包み方は『平包み』が最適
- サイズ感を間違えないように
- 風呂敷もふくさも、同じ意味なので両方使える
- 紫の無地は使いやすいが、お祝いではもう少し華やかなものがいいのでは?
結婚祝いの包み方について話を進めてきました。
冒頭にもお話ししましたが、この記事では結婚式での風呂敷の使い方の『必要最低限』をお話ししています。
結婚式のあり方は日毎、変化の一途です。
なので使い方と一概に言うのは難しく、ルールも形骸化しているのです。
ただ、『お祝いしたい』気持ちには変化がありません。
その気持ちを主軸に、この記事の内容を活用してみて下さい。
↓風呂敷の『背負う』使い方はコチラをチェック↓
今後とも、このような発信を続けていきますので、よろしくお願いします。
和装プロデューサー
デザイナーズブランド『想創蒼』代表 山本丈之