和装ブランド『想創蒼』のすべて
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こんにちは、私は山本丈之と申します。
私は、古都京都においてオリジナルブランド『想創蒼(そうそうそう)』のプロデュースの傍ら、全国各地を回りオリジナルブランドの展開、及び革新的な和装の提案活動をしております。
今後も「作品を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきたい」という想いのもと、活動を続けていきます。
この度は、私の紹介とオリジナルブランド『想創蒼』にかける想いとコンセプトをお話しさせていただきます。
この記事を読み進めていただく事とともに、私の活動の応援していただけると嬉しく思います。
『想創蒼』が生まれるまで【山本丈之の半生】
私は古都京都に生まれました。
生家は『悉皆(しっかい)業』を営んでおり、私は生まれた時から日本の日本古美術文化に触れてまいりました。
悉皆という環境の中で
悉皆(しっかい)という言葉の意味は『一つ残らずことごとく』という意味があり、悉皆業とは和装における様々な技術を統括し、和装の作品を生み出すことや修正する仕事です。
今では少なくなりましたが、昔は悉皆業を掲げてお客様から大切な着物や帯などを預かり、そのお直しをしているところはたくさんありました。
和装には様々な技法や技術があり、その工程があります。
悉皆業とはそのすべての技術に精通し、お客様の要望を聞き、職人同士をつなげ、和装を創り上げていく、まさに『プロデューサー』というべき役割なのです。
その様なところで育った私は、物心がついた頃より和装に触れ、和装を作り上げる様々な職人たちとの縁を繋いできました。
今日、私がモノづくりが滞りなくできる原点はこの様な環境と縁によるものなのです。
その恵まれた環境もあって、私は導かれる様に和装に世界に進んでいくのです。
衰退産業と呼ばれる和装の世界の片隅で
和装といえばどういったものをイメージするでしょうか?
『成人式における華やかな振袖』をイメージするかもしれません。
『一生に一度の結婚式における花嫁衣装や、それらを取り巻く着物姿』をイメージしたり、『夏の熱気と解放感を彩る浴衣』を思い浮かべるかもしれません。
と同時に『なかなか着る機会がないもの』『あっても着ることもできないもの』『高価であり日常的でないもの』、こういうイメージもある事と思います。
私が希望を胸に飛び込んだ和装業界は、市場がどんどん狭くなる『衰退産業』と呼ばれる世界でした。
そういった世界で和装ブランドを確立していくことは、想像以上に厳しかったということは言うまでもありません。
しかし、現場で聞くお客様の声の片隅には『和装への憧れ』があります。
日本の伝統衣装を纏うことに誇りと喜びを見出す人がいます。
かたや、そういった人に和装を届けるべく、伝統の技を絶やさずに磨き続ける人々がいます。
この両者をつなぎ合わせることこそが私の使命なのだと、苦難の道の中で確信に至るのです。
そうして2010年、私は和装ブランド『想創蒼』のプロデュースを京都にて開始するのです。
和装ブランド『想創蒼』
『想創蒼』のブランド理念は「Bonds(絆)Excitement(感動)Thanks(感謝)をコンセプトに、和装を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきます」です。
作品には『伝統』と『革新』を融合し、古典柄から現代の斬新なテイストを幅広く取り揃えています。
和装シーンの多様性と可能性は非常に広く、そして広がっています。
その幅広いニーズ、いや『憧れ』に対応できる作品を念頭に、ブランドの確立を常に探求するという姿勢のもと創り続けています。
広がり続ける『想創蒼』のブランドコンセプト
幅広い作品を作り続ける『想創蒼』には、その3つの文字に合わせたコンセプトがあります。
まずは『想』の文字を込めた『想香』
これには『継承』『相伝』の意味を込めています。
次に『創』の文字を込めた『創進』
これには『革新』『未来』の意味を込めています。
そして『蒼』の文字を込めた『蒼魂』
これには『伝統』『過去』の意味を込めています。
作品を作り上げる時は、それぞれのコンセプトをもとにイメージを固めているのです。
さらにはディフュージョンブランドとしての『零流』では、和装の敷居を下げ、気軽さと楽しさを感じることのできる作品展開をしています。
『想創蒼』の更なる革新を目指して
『想創蒼』のプロデュースを開始し、10年の時が経ちました。
進化を続ける『想創蒼』はこれまでにも、様々な革新的な取り組みをしてきました。
その一つがアーティスト山下純一との出会いです。
人財という新しい風を吹き込むことで、ブランドは飛躍的進化を遂げます。
さらには『想創蒼』のコンセプトをより多くの人に届けることができるのです。
この取り組みは、今後も『想創蒼』の輝きを失わせない為の重要事項と捉えています。
さらにはブランドのカジュアルへの特化です。
和装はフォーマルとしての役割に重きが置かれてきました。
当然、その伝統も大事にしながら、もっと自由に和装を楽しめる様な作品づくりや、環境整備に取り組んできました。
その取り組みをする一番の行動としては『現場に向かう』です。
『お客様やそのお客様と接している人たちの生の声を聞き自己研鑽をする』このことが、ただの作品ではなく求められるブランド確立の必須事項と確信しています。
これからの『想創蒼』
今後の基本を重視しながら、『想創蒼』ブランドの更なる認知と確立を目指していきます。
その為に、もっと和装を気軽に楽しみ、身近に感じてもらえる様な発信活動にも力を入れていきます。
日本人の中に確かに存在する『和装への憧れ』引き起こす為には、行動とその手段の模索の手を緩めてはいけません。
そのことが私を育ててくれ、私が愛した和装業界そしてお客様の縁と恩に迎えると信じているのです。
和装プロデューサー
デザイナーズブランド『想創蒼』代表 山本丈之
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