【教訓】ビジネスにおける『大風呂敷を広げる』

風呂敷について
- 『大風呂敷を広げる』の意味って?
- ビジネスで使う『大風呂敷を広げる』とは?
風呂敷は非常に奥の深いアイテムです。
その奥の深さは、ことわざにも表れているのです。
『大風呂敷を広げる』という風呂敷のことわざがあります。
そんなことわざがビジネスシーンにおいて、教訓として活用できるのをご存知でしょうか?
この記事では、そんな話をしていきます。

☆この記事を書いた人☆
和装プロデューサー、山本丈之。
古都京都に生まれ、幼少期より日本古美術文化に触れ、その美的感性を磨く。
家業の悉皆業を通じ、伝統と革新の融合した和装ブランドの確立に興味を抱く。
2004年、本格的にプロデューサーとしてのキャリアを構築し始める。
2010年、「作品を通しすべての人々の人生の一部になれる様に貢献していきたい」という想いを込め、古典柄から現代の斬新なテイストを幅広く取りそろえる和装デザイナーズブランド「想創蒼」のプロデュースを開始。
まずは、『大風呂敷を広げる』ということわざの意味の確認です。
『大風呂敷を広げる』
実現するはずもないほらを吹いたり、大げさなことを言ったり、計画したりすること
風呂敷は家財道具を包むくらいの大きなサイズもあり、そんな風呂敷の大きさを表したことわざになります。
この記事では、以下の2点について解説します。
- ビジネスシーンで力を発揮する『大風呂敷を広げる』の意味
- 『大風呂敷を広げる』の反対を意味するビジネス造語
この記事を読むことで、ビジネスにおける教訓を知ることをできます。
知ってみてあなたの仕事に役立てて下さい。
ビジネスにおける『大風呂敷を広げる』【2つの意味】

ネガティブな印象を持たれがちな『大風呂敷を広げる』ですが、ビジネスシーンではその印象は少し違います。
ビジネスシーンで力を発揮する『大風呂敷を広げる』
ビジネスシーンでは壮大なビジョンを打ち立てたり、大きな目標を共有したりすることはよくあります。
それが組織全体のモチベーションを上げ、事業を成長させたりするものです。
大きな夢を語るビジネスリーダーはいつの時代にも現れ、そういった人が既存の概念を壊し歴史を作ったりもするのです。
小さな風呂敷を広げているだけでは、夢は叶いませんし人がついてくることもありません。
『大風呂敷を広げる』というのはリーダーの資質であり、ある種の能力でもあるのです。
組織に必要な『風呂敷を畳む』存在
ビジネスでの『大風呂敷を広げる』存在の重要性をお話ししましたが、それに酔いしれるだけの組織はある種の危険があるのも事実です。
そこで重要なのが『広げた風呂敷を畳む』存在です。
大きく広げた風呂敷を現実的に畳んで、折り合いをつけていく実務的な存在は、組織の中で必要不可欠なのです。
そんな両者の存在がバランスよく成り立っている組織が、長く続く『価値のある』組織であると言えるのです。
最後に
『大風呂敷を広げる』の2つの意味と見方をお話ししてきました。
教訓となる言葉には『表裏一体の意味』があるということです。
その意味を正しく理解することが、『大事を成す』ことの一歩目なのかもしれません。
胸に留めておきたいことなのです。
↓パッチンというアイテムを使った風呂敷バッグはコチラ↓
↓【参考】風呂敷のサイズと使用用途の目安↓
大きさの名称 | 大きさ | TPO |
---|---|---|
中幅 | 約45センチ四方 | 金封包み・お弁当包み・ティッシュ箱包みなど |
二幅 | 約68センチ四方 | 慶弔様々に・菓子折りなど |
二四幅 | 約90センチ四方 | エコバック包み・のれん・テーブルクロスなど |
三幅 | 約105センチ四方 | 着物・洋服,ストールなど |
四幅 | 約128センチ四方 | 座布団4客・ソファーカバー・こたつ掛けなど |
六幅(一反風呂敷) | 約205センチ四方 | 布団一組・シングルベットの上掛け・壁飾りなど |
今後ともこういった発信を続けていきますので、よろしくお願いします。
和装プロデューサー
デザイナーズブランド『想創蒼』代表 山本丈之